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どんなところが変わった?2018年から道徳の授業が教科化したって知ってる?

2018年から道徳の授業が教科化されたって話題…あなたは知ってる?実際にどんなところが変わったのかな?

どーなのくん

平成30年4月から道徳が「特別な教科道徳」として教科化されました。しかし、道徳が教科化されて実際に何がどう変わったのかは中々知ることができません。

この記事では道徳の教科化を知らない人に向けて、道徳の教科化の現状を徹底的にご紹介したいと思います。

そもそも今まで教科じゃなかったの?

今までの道徳は「道徳の時間」と呼ばれ、教科としての扱いはされてきませんでした。なぜなら、道徳性は評価ができるものではなく、学校生活全般を通して身につけていくものと考えられていたからです。

ただし、時代が変わるに連れて社会の変化も大きくなっていました。そんな時に今一度道徳教育を見直そうという動きが生まれ、道徳は「特別な教科道徳」となりました。

なんで教科化されたの?

文部科学省によると、道徳の教科化の経緯は以下の5つが理由となっています。

  • いじめの本質的な問題解決のため
  • 情報通信技術の発展から子供の生活に悪影響を及ぼさないため
  • 家庭環境の変化に対応していくため
  • 自己肯定感や社会参画の意識を改善するため
  • 正解のない社会状況に対応していく力をつけるため

特にいじめの問題に関しては、大津のいじめ自殺(平成23年10月)川崎の事件(平成27年2月)などの事件からいじめの認知件数が大きく上がってきており、小中高校におけるいじめの認知件数は、 18万件超とまでなっています。

このような状況を改善するために道徳の教科がなされました。

教科化されて何が変わった?

道徳が教科化されたことによって大きく2つのことが変わります。

  1. 道徳の評価が加わった
  2. 道徳の授業のやり方が変わった

道徳ってどうやって評価するの?

道徳が教科化されたことで、通知表に道徳の評価を記入することになりました。

じゃあ道徳もテストが必要になるってこと?

どーなのくん

道徳は教科化されましたが、他の教科とは評価の性質が違います。道徳は一つの授業や単元で評価できるものではないからです。

つまり、道徳は1つの点を評価するのではなく、学校生活全体を通して評価しなければいけません。それゆえに、通知表もABCの評価ではなく、記述形式で担任から評価されることになります。

道徳の授業がどのように変わったか?

道徳の授業は中身が一転し、学校の先生たちは戸惑っているのが現状です。

今までの道徳では、教科書の中に出てくる登場人物に共感し、登場人物の気持ちと自分の気持ちを照らし合わせるような授業が主流でした。

しかし、教科化された今では、教科書から読み取った道徳的価値を自分のこととして捉えることが重要になりました。

例えば、これまでの授業では「〇〇についてどう思う?」「〇〇さんはどんな気持ちだと思う?」という発問が主流だったのですが、教科化された今は、教科書から読み取ったことに対して「〇〇で問題になっていることはなに?」と問題把握をし、「自分だったら〇〇の問題を解決するためにどんな行動をする?」という問題解決型の学習に変化していきました。

ただ登場人物の気持ちを考えるだけじゃなくて、自分の事として一緒に考えるような授業になったんだね

どーなのくん

道徳の教科化で先生たちに負担はあるのか

道徳の教科化によって学校の先生たちは大きく負担を被ることになりました。

道徳の評価は通知表に記述式で書かなければいけません。つまり、先生たちは学期末に30人以上の道徳の評価を文章に起こして書くことになります。

30人分の文書を考えるって大変!!

どーなのくん

通知表には所見欄という日頃の生活の評価を記載する項目もあるのですが、それだけでも大変だというのに、さらに増えてしまうのは大きな負担です。

ちなみに、まだ通知表が手書きで作られている学校も多く、それらの学校にとっては死活問題になると思われます…

まとめ

  • 今までの道徳は「道徳の時間」だったが、「特別な教科道徳」に変更された。
  • 変更の経緯はいじめ問題や社会変化が影響している。
  • 教科化によって、授業の進め方・評価の仕方が変更された。
  • 先生たちは道徳の評価によって負担を受けている

いかがだったでしょうか?道徳の教科化は2018年に変更されたばかりで、今後も様々なことがアップデートされていくのではないでしょうか?

その際に、すでに多忙の学校現場にあまり影響のない形で変更されることを祈るばかりです…